FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FX外国為替市場はどこにあるのか


世界が共有するサイバースペース
キャベツ、レタスなどの野菜やサンマなどの鮮魚は、卸売市場で売買されています。株式や債券などの有価証券は、金融商品取引所(旧証券取引所)で取引されています。

これらと同じように、通貨の取引は外国為替市場で行われます。しかし、市場といっても中央卸売市場や東京証券取引所のように実際に取引される場所があるわけではありません。よくテレビで円高
ドル安などの外国為替のニュースが大きく取り上げられると、円卓を囲んで何人もの人たちがどなりあったり伝票を放り投げたりする光景が映し出されますが、これは銀行間の円やドルの売買を仲介す
る外国為替ブローカー(仲介業)の仕事風景で、外国為替市場の一部分です。円やドルの売買は、銀行同士がコンピューターや電話で取引を行いますので、外国為替市場はサイバースペース上にあるといえます。

ひと昔前までは、外国為替取引はほとんど電話で行われていました。しかし、今ではほとんどの取引がコンピューターの通信ネットワークのスクリーンを通して瞬時に行われています。通信端末は全世界につながっていますから、24時間いつでも取引相手の顔が見えない状況で取引が行われているのです。端末さえもっていれば、いつでも最新情報を引き出すことができます。

世界の国々には時差がありますから、外国為替取引にもその市場によって時差があり、地球をぐるぐる回りながら取引されるのです。その中でもロンドン、ニューヨーク、東京が世界の三大市場と呼ば
れています。