FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FXの「レバレッジを効かせる」意味とは?


レバレッジの効かない外貨預金
FXは、円を売って外貨を買うという点では、円を外貨に替えて預金する外貨預金と同じです。円
キャリー取引と呼ばれる投資に分類されます。しかし、FXと外貨預金には、決定的に異なることがあります。

それが先述したレバレッジが効くか、効かないかです。外貨預金はレバレッジが効かず、投資家が預け入れた日本円の範囲内で外貨を購入し、その外貨を外貨預金口座に預けます。例えば、計算を簡単にするために手数料は考えないとして、1ドル100円の為替レートでは、100万円で1万ドルの外貨預金をすることができます。

FX投資はハイリスク・ハイリターン
レバレッジの効くFXでは、FX会社に証拠金を差し入れると、驚くほどたくさんのドルが手に入ります。先ほどの例でいうと、証拠金100万円で10倍のレバレッジを効かせれば10万ドル、50倍効かせれば50万ドルが買えるのです。レバレッジの倍率は、取引業者によって幅が異なり、設定された範囲内で投資家が自由に選択可能。ちなみに、外貨預金と違い、FXでは円を買うこともできます。

レバレッジは利益を大きくするものの、同時に損失も大きくすることを忘れてはいけません。レバレッジを効かせれば効かせるほど、投資家の為替リスクは高くなっていくのです。損失額を限定するためのロスカット基準などありますが、場合によっては、投資した自己資金以上の損失が出て、追加の資金を必要とするケースも。一方、外貨預金は損失したとしても投資した資金の為替変動幅内でしか損失が出ません。