FXの通貨ユーロ
米ドルに次ぐ取引規模を誇る
次は、欧州通貨統合によって1992年に誕生した新しい通貨、ユーロです。現在では、EU加盟27カ国のうち、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなど15ヵ国で使用され、その国々はユーロ圈と呼ばれています。
実際にユーロの流通が開始されたのは2002年からですが、現在ではユーロ/米ドルの取引が世界で最も多く、米ドルに次ぐ第2の基軸通貨になっています。それだけに、投資家が米ドルを買うときは
ユーロが売られ、米ドルを売るときにはユーロが買われることが多く、ユーロは米ドルと反対の動きになりやすいのです。
ドイツやフランスの経済指標をチェック
複数の国で使用されているユーロは、欧州中央銀行(European Central Bank=ECB)と各国の中央銀行から構成される欧州中央銀行制度によって管理されています。各国の中央銀行は紙幣や硬貨の印刷流通を行いますが、欧州中央銀行だけは金融政策の策定をまかされています。欧州中央銀行で決定された政策金利がユーロ圏全体の金利となるため、ユーロに投資する際には欧州中央銀行の金融政策をニュースなどでチェックするとよいでしょう。また、ユーロの加盟国の中でも特に経済規模の大きいドイツやフランスの失業率やGDPといった経済指標に目を配っておきたいところです。
ユーロは対円や対米ドルで上昇を続けているため下落するリスクはありますが、政策金利が米ドルに比べて高いことに加え、取引数量が米ドルに次ぐ規模なので情報量も多く、比較的取引しやすい通
貨といえます。
次は、欧州通貨統合によって1992年に誕生した新しい通貨、ユーロです。現在では、EU加盟27カ国のうち、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなど15ヵ国で使用され、その国々はユーロ圈と呼ばれています。
実際にユーロの流通が開始されたのは2002年からですが、現在ではユーロ/米ドルの取引が世界で最も多く、米ドルに次ぐ第2の基軸通貨になっています。それだけに、投資家が米ドルを買うときは
ユーロが売られ、米ドルを売るときにはユーロが買われることが多く、ユーロは米ドルと反対の動きになりやすいのです。
ドイツやフランスの経済指標をチェック
複数の国で使用されているユーロは、欧州中央銀行(European Central Bank=ECB)と各国の中央銀行から構成される欧州中央銀行制度によって管理されています。各国の中央銀行は紙幣や硬貨の印刷流通を行いますが、欧州中央銀行だけは金融政策の策定をまかされています。欧州中央銀行で決定された政策金利がユーロ圏全体の金利となるため、ユーロに投資する際には欧州中央銀行の金融政策をニュースなどでチェックするとよいでしょう。また、ユーロの加盟国の中でも特に経済規模の大きいドイツやフランスの失業率やGDPといった経済指標に目を配っておきたいところです。
ユーロは対円や対米ドルで上昇を続けているため下落するリスクはありますが、政策金利が米ドルに比べて高いことに加え、取引数量が米ドルに次ぐ規模なので情報量も多く、比較的取引しやすい通
貨といえます。