FXをファンダメンタルズで判断
同じモノには1つの価格
例えば、東京である自動車1台の価格が250万円としましょう。同じ自動車が、横浜では200万円で売り出されました。この後、自動車価格はどのように変化していくかを考えてみましょう。その車を買いたい人は、東京に住んでいても横浜で買うでしょう。すると、横浜では自動車を買う人が増加して、需要が供給を上回ることで自動車価格は値上がりします。反対に、東京では自動車を買う人が減り、自動車価格は下がります。その結果、東京と横浜の自動車価格は、お互いにある水準に近づいていくのです。この考え方を一物一価の法則と呼びます。つまり、「同一のモノには、ただ1つの価格しか成立しない」というものです。
一物一価の法則に基づく購買力平価説
この一物一価の法則は、国際間でも成り立ち、各国の物価水準が適正な為替相場を決めていくとするのが購買力平価説です。この自動車価格が日本で200万円、アメリカで2万ドルなら、200万円と2
万ドルの価値は等しいと考えて、交換レートは1ドル=100円が適正水準ということになります。
イギリスの経済紙"The Economist" が世界各国のマクドナルド店で販売されているビッグマックの価格を調査し、指数化した数字をビッグマック平価として発表しています。世界のどこの店でもほとんど同じ材料を使っているから、基本的には同じ価格になるはずだ、という考えから作られたユニークな指標です。
しかし、実際には輸送コストや関税がかかるため、必ずしも一物一価の法則が成り立つわけではありません。
例えば、東京である自動車1台の価格が250万円としましょう。同じ自動車が、横浜では200万円で売り出されました。この後、自動車価格はどのように変化していくかを考えてみましょう。その車を買いたい人は、東京に住んでいても横浜で買うでしょう。すると、横浜では自動車を買う人が増加して、需要が供給を上回ることで自動車価格は値上がりします。反対に、東京では自動車を買う人が減り、自動車価格は下がります。その結果、東京と横浜の自動車価格は、お互いにある水準に近づいていくのです。この考え方を一物一価の法則と呼びます。つまり、「同一のモノには、ただ1つの価格しか成立しない」というものです。
一物一価の法則に基づく購買力平価説
この一物一価の法則は、国際間でも成り立ち、各国の物価水準が適正な為替相場を決めていくとするのが購買力平価説です。この自動車価格が日本で200万円、アメリカで2万ドルなら、200万円と2
万ドルの価値は等しいと考えて、交換レートは1ドル=100円が適正水準ということになります。
イギリスの経済紙"The Economist" が世界各国のマクドナルド店で販売されているビッグマックの価格を調査し、指数化した数字をビッグマック平価として発表しています。世界のどこの店でもほとんど同じ材料を使っているから、基本的には同じ価格になるはずだ、という考えから作られたユニークな指標です。
しかし、実際には輸送コストや関税がかかるため、必ずしも一物一価の法則が成り立つわけではありません。