FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FX為替チャート・グランビルの法則(買い・売り)


移動平均線を語る上で、決して欠かせないのが「グランビルの法則」です。
「グランビルの法則」とは、米国の著名なテクニカルアナリスト、ジョセフ・E・グランビルによって発見された、実勢レートと移動平均線の動きで売り買いの信号をつかむ法則で、買い信号と売り信号がそれぞれ4種ずつ、計8種の売買信号があります。

短期移動平均とされる20日の移動平均線を主に利用し、長期売買よりは短期売買に有効といわれています。

グランビルの法則・買いシグナル
p7.jpg買いシグナル1
移動平均線が下落した後、横ばいもしくは上昇しかけているような状況で、下にあった実勢レートがその移動平均線を上向きに抜けた場合。 いったん下向きになった移動平均線の下落が一服するということは、まもなく実勢レートが反騰するということを表しています。

買いシグナル2
実勢レートが移動平均線より上にあって、かつ移動平均線が上昇しつつある状態で、実勢レートがその移動平均線を上から下へ抜けた場合。こうした下向きの突破は、今回の反落が最終の段階に至ったという意昧ですので、買い信号と判断します。

買いシグナル3
実勢レートが移動平均線より上にある状態で、いったん移動平均線へ向けて下落したレートが、そのまま移動平均線を下向きに突っ切らすに再び反発した場合。レートは下向きになったものの、結果的に移動平均線が実勢レートの下落を支えてくれる「支持線」の役割をしたような場合です。このような場合、実勢レートが移動平均線にもっとも近づいたときが買い信号とされます。

買いシグナル4
移動平均線より下にある実勢レートが下落し、いったん移動平均線から遠ざかった後、すぐに反発して再び移動平均線へ接近している場合。移動平均線と価格との距離が遠ければ遠いほど、平均線へ再接近する可能性が高いといわれています。実勢レートが移動平均線へと回帰する性質を利用した買い信号です。


グランビルの法則・売りシグナルp8.jpg売りシグナル1
移動平均線が上昇した後で横ばいまたはやや下落に転じて、移動平均線の上にあった実勢レートがその移動平均線を上から下に抜けた場合。

売りシグナル2
移動平均線が下降しているにもかかわらず、その下方にあった実勢レートが移動平均線を下から上に抜けた場合。

売りシグナル3
下落基調の移動平均線よりも下にあった実勢レートが、移動平均線へ向けで上昇したものの、移動平均線まで到達できすその目前で再度下落に転じた場合。

売りシグナル4
移動平均線が上昇しつつあるような場合でも、実勢レートが移動平均線から上へ向けて大きくかい離した場合。